児童発達支援について

当事業所は就労継続支援A型です
ということは、対象は基本的に成人された方になります

では、なぜ児童のことを書くのか?

そう!私は、児童発達の分野で経験を積んできました
看護師として、児童発達支援管理責任者として様々な経験を積ませていただきました

なので、児童発達の分野のが詳しいのです!!

児童発達支援とは?

前にも同じようなことを書きましたが、児童発達支援とはこどもの発達を支援するのです!!
幼児期であれば、成長に偏りがあったり集団生活ができないといった悩みに対して様々な視点からアプローチをかけ、その子にあった成長を促す支援を行います。

といっておりますが、実際はどのような支援を考えて行ってきたかを書いてみます

ASD(自閉スペクトラム症候群)

所謂自閉症ですね
観察点として
コミュニケーション(以下COM)がどの程度とれるのか
癇癪や自傷他害があるか

自閉傾向が強ければ強いほど集団生活は難しいものになるかと思います
また傾向が強いと知的の遅れも伴っているケースが多いかと思います
となると、周りが話していることを理解できていないことも多いんですよね

例えば、「今日はサンタさんを歌いましょう」と先生のお話があります

言葉を理解できていなければどうなるでしょう?

外国語が分からない方が、その言語で話しかけられたら「???」ってなりますよね
それと一緒です

ならやることは簡単です

言葉をインプットしていきましょう
言葉だけでは難しいので絵カードなども使ってみましょう

音はインプットできている子も多いので歌など歌える子もいます
行動と音を共有させることが出来れば少しは改善していくと思います

癇癪が起こる原因も伝える手段がないケースも多いかと思います(一概には言えませんが)

となると、癇癪が起こってしまう前に嫌だと伝える手段を身につけてみましょう

また、これがあれば落ち着くもの等をつくってしまうとかですね
泣いているお子さんにスマホを渡す行為みたいなものですよね

誰でもそうですが、これがあると落ち着くといったもの(環境含め)があると思います

そうなんです、自閉症だからといって何も変わらないのです

ただ、周りと比べて少しだけ敏感だったり身についたスキルが違うだけなんですよね

注意してほしいのは、叱るという行為になります
実際によくあったのが、いけないことをしてしまった時の対応です

間違っても、「大きな声で怒鳴る」といった行為はNGです

なぜかって?

理由は簡単です
子どもは親の姿をみて育つのです
嫌なことがあった時に同じ行動をするようになるだけです



他にも、集団生活が苦手なお子さんはどんなことが思いつくでしょうか?

他者との関わり方がわからない
自分の世界を大事にしている

自分から発信する言葉が少ないお子さんは、他者と関わることを苦手としているケースは多いかと思います
大人は子どもに対し、相手の話したいことを理解しようしますが、子ども同士ではどうでしょう?
言いたいことが相手に伝わらない、相手にしてくれなければどうなると思いますか?
集団から離れて自分の話を聞いてくれる、理解してくれる人のところに行くかと思います

となると、自分の気持ちを伝える練習をしてみましょう
特に子どもは文法など考えずに思ったことを、思ったタイミングで話すことが多いかと思います
「楽しかった。なわとびしたの。〇〇ちゃんと。」
そういう時は否定するのではなく
「今日、〇〇ちゃんと縄跳びして楽しかったのね」
といったように伝わりやすい言い方で伝えなおしてみてください

自分の気持ちが相手に伝わると嬉しいですよね
それが次は一人の友達と、その次は小さな集団で、それで大きな集団につながると思います。




さて、問題なのは自分の世界を大事にしているお子さんです・・・

よくマイワールドと自分たちは呼んでいました

別に悪いことではないんですよね

ただ、みんなでこれをやろう!!とした時に、別行動をとってしまうことが多いんですよね

よく一人だけ違うことをしていると言われてしまうことが多いかと思います

そして、みんなと一緒にいないから話をきいていない・いても話が耳に入っていない→理解ができていない→周りは出来ているのに自分だけできない→自己肯定感が育たない
といった悪循環に陥りやすい傾向になるかと思います

さて、改めてどうやって関わっていきましょう

家族や関わっている担任(先生)はどんな悩みを抱えているでしょうか?
どうなって欲しいと考えているのでしょうか

それによって方向性が変わるのでね・・・

逃げるような発言ですいません・・・


まず、集中力を身につけてみましょう

実際にあったケースを紹介します

「①帰ったら②手を洗って③おやつを食べてね」
指示されたが①と③しか残っておらず②をすっ飛ばしてしまった
そして、①から③をするどこかのタイミングで、別の”④”が頭の中を支配してしまった

④になるのは興味があることが多いかと思います
音や視覚からの情報が④になってしまうことが多いかと思います
例えば、虫が気になった・本が気になった

そして気になったことがマイワールドの原因になっていた
ということがありました



短期記憶やワーキングメモリーを強化しましょう!!!

と、長々と書いてしまいましたのでここらで終わりたいと思います
当ブログでは事業所の紹介だけでなく障害福祉に関することなどを書いています。

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